今となっては、一部の人だけではなく、多くの人が仮想通貨を保持しています。
仮想通貨の取引でお小遣い稼ぎをしている人も珍しくない時代になりました。
しかし仮想通貨を取引所に預けたままにしておくと、その企業がサーバー攻撃などを受けた際に資産が流出してしまう危険性もあります。
また、更に時代が進んでいけば、仮想通貨でお買い物や取引したりすることが当たり前の世の中になっていくかもしれません。
今回は、取引所ではなく、自分の資産を自分で保持しておける仮想通貨ウォレットアプリについて、今後要注目のアプリをご紹介させていただきます。
10位:Bitcoin Core
このアプリの特徴は、なんといってもビットコインとの相性が良い設計なっている点です。
それもそのはず。
このアプリはビットコインの開発陣が公式にリリースしたアプリなのです。
例えばトランザクションの検証を行ったり、ビットコインの送受金のプログラムを組んだりすることもできます。
今後に期待したい点としては、スマホ版のアプリがないことです。
がっつりと自分のビットコインのシステムを構築していくアプリなので、スマートフォンだと限界があるのでしょう。
また、容量が大きく初期起動も重いので、そこも改善されれば更に良いアプリになるのではないでしょうか。
9位:Mycelium
Myceliumは1人が複数のアカウントを所持する事ができるのが特徴です。
例えば同じ仮想通貨を複数のアカウントに分けて保持することも可能ですので「このアカウントは〇〇用」というように目的別に資産を分散しておくことができます。
今後に期待したい点としてはiOS版は現在非公開となっており、ダウンロードできない状況になっています。
そのため、現在はAndroid端末のみの対応となっていますので、早くiOS版も復旧してもらえると嬉しいですね!
8位:BreadWallet
BreadWalletの特徴としては、無駄な機能がなくてシンプルで使いやすい設計が挙げられます。
また、トランザクション状況を分析して適切な送信手数料を自動的に選択してくれる機能も備えており、初心者の方は手数料に違いがあると「いくら払えばいいの?」と困惑してしまいますが、breadwalletならその状況に応じた手数料を算出してくれるので安心です。
また、BreadWalletの発行しているトークンの保有数によって、様々な特典を得る事ができる事も大きな特徴です。
今後に期待したい点としては、Android版の対応通貨が「ビットコイン (BTC)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」の2種類しか無いことが挙げられます。
iOS版でも「イーサリアム(ETH)」の1種が追加されるだけであり、3種類のみの対応となっていますので、対応通貨が増えると更に魅力的なアプリになるでしょう。
7位:MyEtherWallet
MyEtherWalletの特徴として一番に挙げられるのは、ハードウェアウォレットとの連携機能ではないでしょうか。
ハードウェアウォレットとはプライベートキーをハードウェア媒体(USBなど)に保管しておき、その媒体がないとウォレット管理を行えないセキュリティの高いシステムです。
仮想通貨をより安全に運用したい方におすすめできるアプリとなっています。
iPhone、iPadには対応していないので、今後対応端末は増えることに期待しましょう。
6位:Copay
Copayはスマホ用アプリとPC用アプリの連携が可能です。
出先はスマートフォンで、自宅ではPCで資産管理を行う、といった事が可能になっています。
また、スマートフォンとPCの連携による2段階認証により、セキュリティ面でも強固なものとなっています。
他の特徴としては、9位のMyceliumのように1人が複数のアカウントを所持する事ができます。
現状は「ビットコイン (BTC)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」の2種類にしか対応していませんので、対応通貨がさらに増えることを期待しましょう。
5位:Jaxx
簡単さや軽さを重視した仮想通貨ウォレットが、このJaxxです。
一つの画面で送金、受け取り、取引履歴、保有している仮想通貨量を確認することができます。
また、日本語非対応となっていますが、UIが優秀なので英語が分からずに困る場面は、あまり無いと言えるでしょう。
今後に期待したい点としては、他のウォレットに比べてソースコードの構造的に暗号化が甘く、セキュリティに不安が残るところです。
とても使いやすいアプリなので、セキュリティが強化されればユーザももっと増えていくと思われます。
4位:EXODUS
対応通貨の豊富さが特徴の仮想通貨ウォレットで、90種類以上の仮想通貨に対応しています。
仮想通貨のポートフォリオをグラフで表示する機能があり、リスク分散のために保管する仮想通貨の割合に注意したい人に特に便利なウォレットとなっています。
また、ShapeShiftとの連携によって仮想通貨取引所に送金せずに他の仮想通貨へと両替することが出来る機能も備えています。
このアプリはPC用である為に手軽にスマートフォンでの管理ができません。
豊富な種類の通過に対応しているので、スマートフォン版のアプリがリリースされれば、人気も更に高まるのではないでしょうか。
また、日本語に対応していないので、こちらも対応してくれると大変ありがたいですね!
3位:challet
challet(チャレット)は、仮想通貨ウォレットにチャット機能を追加した、斬新なウォレットです。
そのチャット上でQRコードをやりとりする事で簡単に仮想通貨の取引を行う事が可能であり、従来の仮想通貨ウォレットの様にウォレットアドレスを受け取り入力する、といった手間が必要なくなっています。
また、仮想通貨の取引で一番面倒な部分を簡略化できるだけでなく、取引に関するやり取りをチャットメッセージとして残せることで、取引に関する経緯を簡単に振り返れるというメリットもあると思います。
セキュリティに関してもプライベートキーを利用端末側に保存するという手法をとることでカウンターパーティリスクやサーバ攻撃に対する資産流失のリスクをゼロにしており、とても安心できるウォレットとなっています。
今後に期待したい点としては、対応通貨が「ビットコイン (BTC)」「イーサリアム(ETH)」の2種しかないので、対応通貨が増えてくれると嬉しいですね!
また、現在はAndroid版のみしかリリースされていませんが、iOS版も近日リリース予定との事なので、これからの発展が楽しみなウォレットです。
2位:Coinomi
その特徴は何といっても対応通貨の多さにあります。
なんとCoinomiは、実に100種類以上の仮想通貨に対応しているのです。
各対応通貨を両替する機能を備えていますが、不具合報告が散見されるため、修正が行われると大変便利な機能になりますね!
対応通貨がずば抜けているので、どの通貨でも簡単に両替できるとても強いアプリになるでしょう!
1位:Blockchain
その特徴的な仕組みから、最近では仮想通貨以外の分野でも耳にする事があるブロックチェーン。
この、仮想通貨ウォレットの中でも特にセキュリティに強いブロックチェーンのウォレット管理アプリです。
ブロックチェーンは従来の様にデータをサーバで管理するのではなく、皆のマシンパワーを少しずつ借りてデータを処理しています。
ドラゴンボール好きな方には「みんな!!オラに元気を分けてくれ!」と言えば分かりやすいでしょうか(笑)
また、取引の内容が分かるデータを皆が持っていて、その内容がおかしく無いかを見張っているので高いセキュリティを誇っています。
その取引総額は2000億ドル(約22兆円!)にも及び、その実績から「最も信頼されている仮想通貨企業」と銘打っています。
対応している仮想通貨が「ビットコイン (BTC)」「イーサリアム(ETH)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」の3種類しかありません。
セキュリティもシェアもあるアプリなので、対応通貨が増えると更に嬉しいアプリですね!
あとがき
いかがでしたでしょうか。
著者として一番お気に入りなのは3位のチャレットです。
まだまだ普及しているアプリではありませんが、チャット機能は決済だけでなく個人的な取引に大変便利です。
仮想通貨を扱っている遠方の友人にダウンロードしてもらってご当地の食材を買って欲しい際に重宝しております(笑)
振込の手間なく、スマートフォンで完結できてしまうので非常に便利です。
皆さんも目的に合わせたウォレットを見つけて、更に便利な生活を送ってみてはいかがでしょうか。