毎月第二水曜日は恒例のアワードの表彰式でした!
8月のアワードは『ジュニア世代の宇宙活動アワード』というタイトルで、選考を行いました。
今回のアワードで大賞に輝いたのは北海道スペースポートでペットボトルロケットのギネス記録に挑戦した『翔和学園』に決定しました!
おめでとうございます!
授賞式にはペットボトルロケットのプロジェクトに携わった翔和学園の職員の先生、技術サポートの外部サポーター、そして生徒の方が出席してくれました。
表彰式の模様はYouTubeでもLive配信を行いましたので、見逃した方はぜひアーカイブ動画をご覧ください!
翔和学園とは?
翔和学園(旧称ステップアップアカデミー)は、発達障害を抱えていたり、人間関係やコミュニケーションに不安のある学生など、 18歳以上の教育的支援を必要とする若者たちが社会性を学び、集団の中で生きていく力を養い、 社会的自立をめざすための学校として1999年4月に設立されました。 設立当初、ステップアップアカデミーの前身であるグローバルアカデミーでは、福祉コースとコンピュータコースを柱に、 主に就労から自立に向けた技術支援中心のカリキュラムを実践してきました。 しかし、活動を続けていく中で、ここに来ている学生達にとって必要なことは、就労や自立をめざすために先ず、 日常生活場面での基本的な生活力を身につけることであるということを強く認識するに至りました。 そこで、2002年4月、グローバルアカデミーをステップアップアカデミーと改称、本学園は養護学校や職業訓練校、 専門性の高いいわゆる専門学校とは一線を画し、「社会性を学び、集団の中で生きる力を身につける」という目的を第一に掲げ、 実践する学園として生まれ変わりました。 2004年4月に対象を拡大して高等部を設立、さらに2005年10月には小中学部を開設し、 小中学部から高等部、大学部、そして社会的自立へと一貫した特別支援教育をめざし活動中です。 そして、ステップアップアカデミーは2006年4月より呼称を改め、小中学部、高等部、大学部を総称して「翔和学園」とし、 さらなる飛躍を遂げます。 (HPより抜粋)
発達障害やそれに類似する苦手さを持った子供達向けのフリースクールです。
今回のアワードで取り上げたペットボトルロケットのギネス記録への挑戦です!
スペースポートとしても話題の北海道大樹町のSPACE COTAN社が運営している発射上で行われ、3度にわたる打ち上げに挑戦し、最後の最後に打ち上げに成功しました!
これまでのギネス記録は、カナダのトロントで高さ4.04mでした。
翔和学園の皆さんが打ち上げに成功したのはこれまでの記録を大きく塗り替える7.72m!!
(翔話学園HPより)
(翔和学園YouTubeチャンネルより)
みんなで作り上げたペットボトルロケットの打ち上げ当日の動画が心打たれるので、ぜひみて欲しいです!
授賞式でのコメント
翔和学園 水川先生
特別支援の学生、ギフテッドの学生が壮大な夢に挑戦するということで、活動してきました。
学生が何かで『仲間と一緒に世界一になったことがあるんだ』という事実が作れれば今後の人生がより良いものになるだろうと思い、そのテーマが今後広がりを持つ、宇宙でありたいと思いました。
世界で一番大きなペットボトルロケットを打ち上げようと、学生たちだけではできないことも学園を超えて様々な人たちの協力のもと、失敗を乗り越え目標を達成することができました!
本当に嬉しかったですね。
翔和学園 小松先生
スタートの頃から数えるともう2〜3年かかった長いプロジェクトになりました。
ロケットの打ち上げまでにも何度も改良を重ね、本当に創意工夫を重ねて進めてきました。
翔和学園の学生、職員だけではなく、ご協力していただいた多くの皆さん、我々の挑戦のために快く場所を貸していただいたHOSPOの皆さん、そして大樹町の皆さん、本当にいろいろな方々に協力していただけたことでの成功です。
本当にありがとうございました。
これからも挑戦は続いていくと思いますし、学生のみんなにもその繋がりの大切さを感じて挑戦を続けてもらいたいと思っています。
外部サポーター 北さん
私は水川先生の高校の同級生で、半年間ほどプロジェクトのお手伝いをさせて頂きました。
エンジニアの仕事をしているのですが、今回のプロジェクトではペットボトル一つ選ぶことからセオリーがなく、手探りの状態から始まりました。
打ち上げ前日まで一度も成功することなく、どうしても成功させたいという思いで21時頃まで改良を加えて作業を行いました。
当時、北海道大樹町は雨が強くなってきていましたが、車のライトで照らされながらの改良が成功し、本番直前で成功の手応えを感じました。
翔和学園の先生も、生徒の皆さんも本当によく頑張ったと思います。
私の人生の中でも忘れられないハイライトになったと思っています。
生徒代表
私はこのプロジェクトの一員で心からよかったと思っています。
特に私は空を飛ぶことを夢見ていたので、ジェット機などにも興味を持っていました。
このプロジェクトに参加できたことで、更なる可能性を掴み取ることができたと思っています。
翔和学線のみさなんと、北海道で協力してくれたみなさんに心から感謝いたします。
ありがとうございます!
今回、目標を達成された翔和学園の皆さん本当におめでとうございます!
これからのチャレンジも今回の大きな成功体験があれば乗り越えられると信じて応援しています!