最近は「カメラ女子」という、お出かけやスポーツ観戦に本格的なカメラを持っていく女性が増えてきているみたいですね!
カメラは専門的な部分があり、初めて買うときはどれがいいのかよく分からなくなりがちです・・・
今回の記事は、一眼レフ4台、レンズ14本所持しているカメラ女子な筆者が選んだ!
始める方がまず買い揃えていくカメラグッズを優先度順にご紹介!
トップテン公式キャラクターのMr.コランダムくんからお借りした『HG 1/144 ザクII』を被写体にカメラの機能や比較の紹介も行っていきます。
【今回ご協力いただいたMr.コランダムくんのツイッターはこちら→https://twitter.com/Mr_Corundum】
最後に筆者が本気で現像作業した写真も載せているので、ぜひ最後まで読んでいってください( ;∀;)
1位 カメラ本体
カメラを始める上で、本体は1番大切なポイント。
画素はもちろんの事、購入する際気にするポイントは3点!
一般向けに販売しているものだと、エントリー機に搭載されている『APS-C』とフルサイズ機に搭載されている『35mmフルサイズ』の2種類があり、フルサイズの方が高性能ですが、その分重量は少し重くなります。
同じ焦点距離105mmで撮影していますが、センサーサイズが違うだけで撮れる範囲が変わります。
センサーサイズが小さい分、APS-Cは写真として切り取れる範囲が狭く、APS-Cよりセンサーサイズが広い35mmフルサイズはAPS-Cより広い範囲を切り取ることが出来ます。
グレーの部分はフルサイズでの撮影可能範囲になるので、APS-Cの切り取れる範囲が35mmフルサイズよりどれくらい小さいのかわかりますね。
(更に広い範囲を切り取れるカメラとして、プロが使用する中判デジタルカメラがありますが、今回は一般向けに発売されてるカメラの記事ということで省略させていただきました)
ISOとは光に対しての感度の事です。
数値が大きいほど暗いところでも明るく撮れますが、上げすぎるとノイズでざらつきが出ることがあるので、上げすぎには注意です。
下の2枚の写真はISO以外の設定は全て同じなのでISOの数値1つで変化がわかります。
このISOもカメラの種類によって手動で設定できる範囲があり、上で紹介したエントリー機のEOS kiss X6iはISO100~6400の範囲で設定が可能で、フルサイズ機のEOS 6DMalkⅡはISO100~40000の範囲で設定が可能です。(※マニュアルモードの場合)
一眼レフには撮影時に設定する項目が多く、慣れないうちは本当に苦労します。
そんな時には撮りたいものに適した撮影モードで撮れば安心!
全部設定してくれる初心者向けのAutoモードや、自分好みに撮影したい上級者向けのマニュアルモードなどがあります。
こちらの写真はバルブ撮影モードという、シャッターを開放する撮影モードで撮影しました。
よくある夜景で車のライトが線になる撮影が出来るモードです!
ただし、バルブモードはシャッターを開放している間に動いたものを線として写すので、手ブレが大敵です。
バルブモードでの撮影をする際は三脚に固定しての撮影がおすすめです!
もちろんスペックが良いものほど値段も高額になるので、カタログなどで性能を見比べて、時間があれば実際に売り場でカメラを触ってみるのがおすすめです!
手に持った感触や納まり、シャッターの押し具合や音など、実際に触らないと分からない部分もあります。
また、Wi-Fi搭載モデルかどうかもしっかりチェックしてみてください。
Wi-Fi搭載だと専用アプリに画像を送ることも出来ます。
ひとことメモ
筆者は最初エントリー機を買った後、買い替えのタイミングでフルサイズ機を購入しました。
各メーカーそれぞれに強みがあるので、ぜひ実際にカメラで撮影された写真を見比べたり、実際に売り場で手に取ってみて、自分好みのカメラを探してみて下さい。
また、カメラは決して安い買い物ではないので購入の際には、値段はもちろんですがポイントの還元率も気にしましょう!
カメラ本体のポイントで周辺機器を買うことも出来ますよ!
2位 レンズ
ボディとセット販売もあるので、セットで買われる方が多いかと思います!
レンズには単焦点レンズ、広角レンズなど複数種類があるので、カタログの見本の写真などを参考に、自分の撮りたいものに合わせて、どのレンズを買うか検討してみて下さい!
ここでは単焦点レンズと広角レンズを紹介していきます!
・単焦点独特の背景のボケが楽しみの1つ。
・人物や物撮りなど、被写体をピンポイントで撮りたい方。
・単焦点レンズは他レンズに比べてF値(絞り)の数値が小さいものが多く、絞りを開放しての明るめの撮影にも適しています。
・ズームが出来ないレンズなので、自分が動いて構図を考えることになるので、構図力が磨かれます。
(中心のザクⅡをメインに撮影。左右のザクⅡのボケ具合も単焦点レンズの持ち味の1つです)
・景色や建物の撮影など、広い画角を必要とする撮影。
・広い範囲を撮影出来るので、大人数での集合写真の撮影にも適しています。
・広がりを上手く利用すれば足長効果のある写真撮影も可能です。
(単焦点では見切れてしまった左右のザクⅡも全身までしっかり入っています。そして広角独特の広がる感じでちょっと足長めに写っています)
単焦点レンズと広角レンズはリーズナブルなレンズもあるので、初めてレンズを買い足すときこの2種類のどちらかを選ばれる方が多いかと思います。
(両方の美味しいとこ取りな単焦点の広角レンズもあるので、撮影に慣れてきたらこちらもおすすめです)
正規品の他に『シグマ』、『タムロン』などの互換性のあるレンズを取り扱うメーカーもあります。
こちらを購入の際にはきちんと対応画角を確認して購入しましょう。
(※センサーサイズに合わないものを使うと、画像のように周りが欠けるケラレが発生します)
使用しているシグマ製18-200mmの標準レンズは、筆者がディズニーに行く際に必ず持っていくレンズです!
ディズニーのショー、特にディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで行われるショーは、キャラクターが船にいるときと降りてきた時で距離が違うので、場合によってはレンズの交換が必要になります。
しかし、このレンズは焦点距離の範囲が広いので、レンズ交換無しでショーを撮り続けることが出来ます。
レンズ交換でいいシーンを撮り逃す心配もありませんよ!
また、舞台を広く使うドッグサイドステージでのショー、『ハロー!ニューヨーク!』もこれ1本で撮影出来ました!
レンズにあったカメラで撮影すればきちんと使うことが出来るレンズなので、購入の際はセンサーサイズも意識して購入しましょう!
ひとことメモ
レンズ購入の際は、マウントなどをカメラの製品仕様をしっかりチェックしてみて下さい。
例えば、Cannonには『EFレンズ(35mmフルサイズ対応レンズ)』と『EF-Sレンズ(APS-Cサイズ対応レンズ)』というものがありまして、1位で紹介したエントリー機には両方とも使うことが出来るのですが、フルサイズ機にマウントの合わないEF-Sレンズが付けられません。
私のようにマウントが合わず泣く泣く新しくレンズを買い直すことのないように、上級機への買い替えを少しでもお考えの方は 上級機でも使えるレンズがおすすめです!
3位 レンズプロテクター
レンズプロテクターとは、スマホでいうところのガラスフィルムのようなものです。
値段はピンキリなのですが、レンズを購入した際にはセットで購入しましょう!
また、購入の際にはレンズのサイズをきちんと確認して、間違ったサイズのものを買わないように注意してください。
(画像の丸印の部分がレンズのサイズです。だいたい側面かレンズ内に記載されています)
ひとことメモ
レンズを保護する役割のあるアイテムに、『レンズフード』というものもあります。
これはレンズを保護する役割と同時に余分な光をカットして、フレアやゴーストが発生するのを防ぐ役割もあります。
屋外での撮影がメインの方は、プロテクターと一緒にレンズフードも検討してみて下さい!
4位 予備のバッテリー
長時間撮影していて、終盤の大事な時に電池切れで撮影できず・・・・
そんな悲しい思いをしないために、ぜひ予備のバッテリーを用意しておきましょう!
また、カメラのバッテリーはリチウムイオンバッテリーという仕様のものが多く、電池が劣化していくと100%まで充電できなくなるというデメリットも・・・
レンズと同じく正規品より安価な互換製品もあるので、サブのバッテリーとして上手く使い分けるのがおすすめです!
ひとことメモ
カメラのバッテリーは寒さに弱く、気温の低いところではいつもより電池の持ちが悪くなります。
寒いところでカメラを使う際には、撮影時以外はポケットなどに入れて温めておきましょう!
他にも、画面の明るさ設定や長時間の使用など、ついやってしまう行動が思ったよりバッテリーを消費することにも繋がるので気をつけて下さい!
5位 カメラケース
観光地でよくカメラをむき出しで首から下げている方いますが、カメラは精密機器。。。ぶつかったりした衝撃など思わぬことが故障の原因になります。
大切なカメラを守るためにもカメラバッグは必要なものです。
最近はおしゃれなデザインのものなど種類も豊富です!
ポーチタイプ、ショルダーバッグ、リュックなど、形も様々なので手持ちの機材を見て、必要に応じたサイズのカメラケースを購入しましょう!
ひとことメモ
カメラケースの種類には『インナーボックス』というものがあります。
これはカメラバッグ内部のクッション部分のみで、これを使うことで普段使いのカバンがカメラバッグに早変わり!
サイズが小さいものが多いので機材が増えると厳しいですが、自分好みのカメラバッグを手に入れられるアイテムです。
6位 手入れ道具一式
最近は手入れ道具をセットで販売もされています。
カメラを始めたらまず1セット買っておきましょう!
ひとことメモ
手入れ道具の中で特に持ち歩きが必要なのが、空気の力でホコリを飛ばすのでブロアーと、レンズの汚れを拭くためのクリーニングクロス&スプレーです。
撮影中に必要になる可能性があるので、持ち歩き用のコンパクトサイズも検討するといいかもしれないですね!
また、手入れ中はカメラやレンズの内部には触れないように注意しましょう!
7位 レンズフィルター
レンズフィルターを付けることで写真に特殊効果等を追加し、表現をより豊かにする役割があります。
イルミネーションの写真でよく見かける×印に光る撮影もクロスフィルターを使えば簡単に出来ます!
(ザクⅡの後ろの光はiPhoneのライトです。身近なものでも上手く使って撮影が出来ますよ)
ひとことメモ
レンズフィルターはとても種類が豊富でどれを買えばいいか分からなくなります。
迷われた方への筆者からのおすすめは、『PL(偏光)フィルター』です。
このフィルターの大きな効果としてはとです
『反射除去効果』→水面やガラスへの写り込みの軽減。
『色彩コントラスト効果』→空気中の見えないチリやホコリで、白っぽく写るのを防ぎます。
屋外の撮影でのお悩み解決に役立つので、よかったら試してみて下さい!
8位 画像転送用アプリ
Cannonは『Cannon Connect』、Nikonは『SnapBridge』という画像転送アプリがあり、対応機種であれば撮った写真をすぐスマホのアプリで見ることが出来ます!
もちろん保存も出来るので、インスタ映えする写真をすぐ載せることも可能です!
また、リモート撮影を使えば、手元のスマホをリモコンにして、離れた位置からシャッターを押すことも出来ます。
ひとことメモ
もしWi-Fi搭載モデルでなくても大丈夫!
この記事→【【2019年版】キャンドゥで買える?!スマホグッズおすすめトップテン】で紹介しているリーダー&ライターやWi-Fi内臓のSDカード、『flashair』など、別の手段もあります。
9位 ライト
暗いところでの撮影の時に便利なライト。
スピードライトやLEDライトやリングライトなど種類も様々。
必要に応じての使い分けてみてください!
ひとことメモ
スピードライトには『TTL対応』などの表記があります。
TTLとは、レンズから入ってくる光をみて、光量を自動的に調整してくれる機能なので、まだライトの扱いの慣れていない方にはおすすめの機能です。
また、正規品の他に『YONGNUO』や『NEEWER』など互換性のライトもあるので、まずは安いもので練習して、慣れたら良いものを買うのも1つの手段です!(今回の記事の写真撮影もNEEWER製ストロボを使用しています)
10位 リモコン
例えば旅先で集合写真を撮るとき、リモコンがあればセルフタイマーで慌てる必要はありません!
他にも手でシャッターを押しずらい状況の時にも大活躍なので、1つ買っておくことをおすすめします。
ひとことメモ
ワイヤレスのリモコンは小さいので、どこにいったか分からなくなったり、持っていくのを忘れたりしてしまいます。
(筆者は気づかずに洗濯したズボンのポケットから出てきたことがあります)
そんな悲しいことにならないように、カメラのネックストラップに付けられるケースがセットになっているワイヤレスリモコンもあるので、無くさないようにぜひケースも活用してみて下さい!
【おまけ】
記事の写真は撮って出しで無加工でしたが、ここからは筆者がザクⅡの写真をいかにカッコいい作品にするかにこだわって、現像や加工など手を加えた写真を載せていきます。
Light roomを使用してかすみ除去や露光量の調整、明瞭度を上げることによってシャープな感じの色味に仕上げております。
ライトは左側から1灯当てて、機体の光沢感も表現してます。
(画質の良いカメラだからこそ、はっきりわかるほどです。そこは綺麗に写さなくてもいいのに…)
Photoshopで可能な限り写り込んだホコリを除去してから、Light roomでの現像作業を行いました。
かなり絞っての撮影を行っているので、くっきりとした写りになっています。
そして現像作業前の元画像がこちら。
現像作業も出来ると更にカメラの楽しみ方が広がっていきます。
もし現像作業をしようと思う方は、RAWデータでの撮影がおすすめです!
RAWデータとは、センサーが捉えた光量などの情報をそのまま記録するので、画像自体の情報量が多く、高品質な写真が撮影出来ます。
一方、よく目にするJPEGはカメラ内で画像処理を施してから記録するので、処理の際に情報量を減らし、圧縮して保存します。
なので、RAWデータと比べると画像が劣化してしまいます。
以上、「カメラを始める方には見てほしいトップテン」はどうでしたか?
スマホでも綺麗な写真が撮れますが、カメラにはスマホでは上手く撮るのが難しい夜景やスポーツの撮影はもちろん、レンズとの組み合わせによって様々なシーンに適した撮影が可能になっていきます!
この記事を読んでカメラのことが気になった方は、ぜひこの機会に新しい趣味としてカメラを始めてみませんか?
私が撮影した写真を使っている記事です!
ぜひこちらの記事も読んでみてください!