スマートスピーカーのように生活に密着したロボットや、医療現場で手術に使用されるダーウィンなど、様々なロボットが世の中にあふれるようになりましたよね。
目次
1.前口上
2.ランキング
・第10位 都営地下鉄 デジタル警備員(実証実験)
・第9位 分身ロボットカフェ 「DAWN ver.β」(期間限定オープン)
・第8位 鶏ポタラーメン THANK Sotaくん
・第7位 ウォルマート 棚卸ロボット
・第6位 甲南大学 KoRo
・第5位 女性型案内ロボット ARISA
・第4位 協栄産業・ココロ レセプロイド
・第3位 ロボットマート モスペンくん
・第2位 変なホテル フロントロボット
・第1位 横浜ランドマークタワー EMIEW3
3.後口上
その数あるロボットの中でも名前を聞く機会が多いのは、SoftBankが販売しているPepperくんじゃないでしょうか?
SoftBankショップなどのお店で受付をするに留まらず、テレビCMに出演するなど引っ張りだこです!
(因みにPepperくんは2015年の6月20日、7月31日、8月29日、9月26日、10月31日、11月28日、12月28日の7回に渡り一般向けに販売されましたが、全て受付開始1分で完売したという逸話を持っています。)
そんな有名な接客ロボットであるPepperくんの他にも、実はまだまだ実証実験段階のロボットが多く登場しています。
今回はそんなロボットたちの中でも、もうすでに生活の中に導入されたものや、もうすぐ導入されそうなものを中心に、これからどんどん盛り上がって進化していくと思われる技術が搭載された、人と接して働いている接客ロボットたちをご紹介いたします!
人工知能(AI)で会話ができたり物を運んだりと、こんなことまでできるの?と驚いてしまうような機能が登場しますので、ぜひ楽しんで見ていただければと思います。
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10位:都営地下鉄 デジタル警備員(実証実験)
都営地下鉄施設内における案内・警備ロボットの実証実験に参加したロボットの一つ。
参加事業者の1社であるテイケイからは案内ロボット「デジタル警備員」を都庁前駅に提供されました。
タッチパネルでの案内表示やカメラの動作検知を利用した自動音声機能(AI)による案内、他に画像認識技術で不審物がないか見回りチェックなどを行って活用されていくようです。
今後も2020年東京オリンピックに向けて開発が進むそうなので、情報を追っていきましょう。
画像引用元:https://newswitch.jp/p/15609 ニュースイッチ
9位:分身ロボットカフェ 「DAWN ver.β」(期間限定オープン)
こちらのお店は「分身」とつくのが重要で、なんと障がいを持つ方が遠隔操作でロボットを操る機能(AI)が搭載されています。
そのロボットが接客をするという形式なのです。
「Orihime-D」というロボットなのですが、操作者をパイロットと呼ぶそうで、今回の営業ではALSやSMA、脊椎損傷など障がいを持つ方10代が10名、ほかに男女各5名の20~40代を雇用したのだとか。
遠隔操作なので、日本各地から働くことができます。
新しい就業や雇用の形態としても大注目ですね。
引用元:「分身ロボットカフェ”DAWN ver.β”PV」https://www.youtube.com/watch?v=lUuzfplbwwg&t=1s
カフェ公式HP:https://arca-gia.com/lp/cafe/
8位:鶏ポタラーメン THANK Sotaくん
浜松町周辺にある「THANK」というラーメン屋さんでは券売機の横に小型ロボットがいます。
ヴイストンという企業が手掛ける小型コミュニケーションロボットで、名前は「Sota」くん。
アプリケーションを組み込むことで、アレンジができるロボットプラットフォームとして展開されています。
お店ではSotaくんがお客さんの顔を覚えてくれる機能(AI)が搭載されていて、3回の来店ごとにクーポンをくれるのだとか。
「あなたのことを思い出すので、僕にお顔を見せてください」と話しかけてくれるそうで、認識してもらうにはアプリへの登録が必要です。
画像引用元:http://ascii.jp/elem/000/001/451/1451946/ ASCII.jp
公式twitter:https://twitter.com/ramenTHANK
ヴイストン株式会社:http://www.vstone.co.jp/
7位:ウォルマート 棚卸ロボット
アメリカのスーパー大手企業であるウォルマートがロボットを使って店舗運営の効率を高めようとしていて、2017年10月から実験を開始。
Bossa Nova Roboticsという会社が行った棚管理ロボットを導入しています。
ロボットは店内の通路を移動して陳列棚をスキャンして、在庫切れの商品がないか、表示されている価格は正しいか、ラベルの貼り間違いはないかなどを確認する機能(AI)が搭載されているとのこと。
通常は店舗スタッフが巡回する業務であるこういった部分をロボットに置き換えることで、スタッフを接客サービスへ集中させたい、という狙いのようです!
日本でも人員不足が叫ばれていますし、海を渡ってくるかもしれませんね。
引用元:「Bossa Nova robot navigates autonomously and use AI for on-shelf inventory analysis」https://www.youtube.com/watch?v=KykP6wTp1Qk
Walmart:https://www.walmart.com/
BossaNovaRobotics:http://www.bossanova.com/
6位:甲南大学 KoRo
Konan Robot の略で「KoRo」と呼ばれているこちらのロボットは移動することを主な機能(AI)とした知能ロボット。
甲南大学で開発されており、自己位置推定や人の追跡など基本的な機能を研究するために使用されていましたが、今後は図書館に常駐し、常時学生や来校者へのサービスのために使用されていくそうです。
犬型のかわいらしい外見をしていて、目、耳、尾、舌を動かすことができるか。
今後も学生による開発が続くようですから、注目です!
画像引用元:http://ch.konan-u.ac.jp/news/156 甲南ch.
甲南大学公式HP:http://www.konan-u.ac.jp/
5位:女性型案内ロボット ARISA
株式会社アルゼゲーミングテクノロジーズとTHKが共同開発を行った、案内ロボット「ARISA」は、都営地下鉄施設内における案内・警備ロボット実証実験に参加しました。
ARISAは受付業務とエンターテインメント要素を持つ接客ロボットで、ARISA前面のモニターで利用者が選択を行い、ARISA背面のモニターで文字の表示や指示を行う機能(AI)を搭載しているとのことです。
普段は同社の受付として来社したお客様の対応をしているそうですので、ARISAに会って会話してみたい方はご確認の上訪れてみてはいかがでしょうか。
出典元:https://www.aruzegamingtech.com/pickup/arisa.html 株式会社アルゼゲーミングテクノロジーズ 製品情報
株式会社アルゼゲーミングテクノロジーズHP:http://www.aruzegamingtech.com/
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4位:協栄産業・ココロ レセプロイド
協栄産業とサンリオの子会社である株式会社ココロが共同で「レセプロイド」「コンシェロイド」という受付ロボットシステム、案内ロボットシステムを開発。
ココロのリアルな人型ロボット「アクトロイド」と協栄産業のICT技術が融合により実現しました。
日英中韓の4か国語の対話が可能とのことです!
タッチパネル案内機能もあり、総合受付としての役割を担うことができる様です。
受付・案内業務の人的負担を軽減することが目的とのことで、笑顔を浮かべた女性が接客をしてくれます。
引用元:「受付・案内ロボットシステム RecepROID 自己紹介・四か国語」https://www.youtube.com/watch?v=sC3GGmaWaFU
協栄産業株式会社HP:https://www.kyoei.co.jp/
株式会社ココロHP:http://www.kokoro-dreams.co.jp/
3位:ロボットマート モスペンくん
株式会社RSP(ロボットセキュリティーポリス)が運営している「ロボットマート」は日本初の無人コンビニとして話題となっています。
会計は「Pay Pay」が導入され、キャッシュレスになっています。
店内に設置されているモスペンくんはお客様案内などを担当しているようです。
公式ツイッターでは人間社員が「仕事を奪われた」と表現するなどユーモアある表現で紹介しており、マスコットとしても活躍しているようです!
無人経営店舗としても注目されていますので、要チェックですよ!
画像引用元:https://twitter.com/robotmart_rsp/status/1055719380477075456 ロボットマート公式twitter
ロボットマート公式HP:http://robotmart.jp/
ロボットマート公式twitter:https://twitter.com/robotmart_rsp
2位:変なホテル フロントロボット
訪れた人の投稿からSNSでバズったことでご存知の方も多いのではないでしょうか?
フロントに恐竜がいる「変なホテル」です。
先進技術(AI)を導入し「ワクワクと心地よさを追求した世界初のロボットホテル」というコンセプトで運営されています。
フロントのロボットは多言語対応ですし、ロボットのアームで荷物を預かってくれます。
客室前で顔認証をすれば鍵の持ち運びや紛失のリスクから解放されるとのこと。
ホテルを顔パスできるというなんとも自由な感覚が味わえます。
「変なホテル」の変は「変化」の変とのことで、変化し続けるホテルに今後も注目です。
引用元:「[ハウステンボス公式]変なホテル」https://www.youtube.com/watch?v=oHUPunQZVWM
変なホテルHP:http://www.h-n-h.jp/
1位:横浜ランドマークタワー EMIEW3
「EMIEW3」は日立製作所が開発した接客ロボット。
2018年12月11日、横浜ランドマークタワー展望フロアのスカイガーデンに4台正式導入されました!
スカイガーデンは69Fなのですが、チケット購入は2Fとなり、まずは2Fでお迎えをし、69Fまでご案内してくれます。
到着すると後の2台もお出迎えしてくれ、窓際へご案内、横浜の景色を眺めながら「赤レンガ倉庫」や「コスモクロック」について紹介をしてくれるAIが搭載されています。
日本語以外にも、英語・中国語にも対応。
音楽に合わせてダンスなども出来るようです!
今後実際の接客データをもとにさらなる成長を遂げるようなので、ぜひ注目してください!
画像引用元:http://www.hitachi.co.jp/products/it/it-pf/mag/spcon/20181220_emiew3/ Hitachi IoT Platform Magazine
日立製作所HP:http://www.hitachi.co.jp/
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お楽しみ頂けたでしょうか?
ロボットがいるホテルとして話題になった「変なホテル」のほかにも、そんなロボットがいるんだ!と驚かれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
IoT産業はますます進化し、様々な機能(AI)が搭載されたロボットが登場することでしょう。
きっと私たちの生活で活用できるような製品が販売されていきますから、ぜひこれからも注目していきたい所ですね!