ガンダムシリーズは1979年に「機動戦士ガンダム」が放送されて以降、現在も
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」や「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ」などの
新作が展開予定されており、40週年目の今も変わらず愛され続けているビックタイトルです。
2018年にはNHKによって「全ガンダム大投票40th」が行われ、作品、モビルスーツ(メカ)、キャラクター、
主題歌における人気投票が行われました(NHK 投票結果リンク)。
MS(メカ)部門では上位6位までをガンダムタイプが埋め尽くしておりますが、ガンダムタイプ以外
にも魅力的な量産機や専用機がガンダムシリーズにはたくさんおりますし、ガンダムと相対することで
ガンダム史に残るさまざまな名シーンを生み出してきたモビルスーツがたくさんいます。
そこで「全ガンダム大投票40th」のMS人気投票をもとにガンダムに立ちはだかる人気MSランキングをご紹介します!
あなたの気持ちを熱くさせる機体は果たしてランクインしているでしょうか?
どうぞ御覧ください!
第1位 一年戦争時のNT専用機「エルメス」の発展機
AMX-004 キュベレイ
名台詞
「これで終わりにするか、続けるか?シャア!」
「機動戦士Zガンダム」にて、卓越したニュータイプ能力でファンネルを操り、クワトロ・バジーナの駆る
百式を追い詰めたときのハマーン・カーン(以下略称 ハマーン様)のセリフです。
キュベレイのオールレンジ攻撃もさることながら、避けまくる百式の動きもとても見応えがあります。
機体解説
キュベレイは一年戦争後に小惑星基地アクシズへと逃れたジオン公国のニュータイプ研究機関
関係者が開発した機体であり、サイコミュ機器の小型化を実現したニュータイプ専用モビルスーツです。
「機動戦士Zガンダム」の終盤にアクシズの指導者として登場するハマーン様の搭乗機であり、
独特なメカニックデザインとファンネルによるオールレンジ攻撃は非常に存在感があります。
ファンネルを使う機体といえばキュベレイを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ファンネルは形状が漏斗(funnel)に似ているためファンネルと呼ばれるようになっており、
その呼び名は後の宇宙世紀でも一般化されていきますが、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の
第二次ネオ・ジオン抗争時には漏斗の形とは異なった円筒形のファンネルが出てきます。
エルメスのビットと違い、ファンネルはジェネレーターを持たず、母機からのエネルギー充填式と
なったため、小型化できた一方で威力や稼働時間は短くなっているので、攻撃のときには敵機の
関節部などの装甲の弱い部分を狙う必要があります。
コメント
続編である「機動戦士ガンダムZZ」では続々、新型機体が登場するなかでキュベレイは現役であり、
ニュータイプ専用機としての完成度の高さとハマーン様のニュータイプ能力の高さが伺えます。
スパロボシリーズでもキュベレイは猛威を奮い、Fでは攻撃が当たりにくいうえに改造マシマシ
「熱血」つけた高威力武装が10や20程度のダメージにされ、αではなぜかHP回復などが付き、もはや
「リアルロボット」ではなく「スーパーロボット」、「スーパーキュベレイ」と言えます。
「ハマーン様!バンザァァァイ!!」by エンドラの騎士
第2位 サイコフレーム採用のネオ・ジオン総帥機
MSN-04 サザビー
名台詞
「それでこそ私のライバルだ!」
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」にてアムロ・レイの駆るνガンダムとのハイレベルな攻防のなかで
シャアが言ったセリフです。
物語がクライマックスに向かっていくなかで、二人の因縁の決着も迫ってくる盛り上がりがたまらないです。
機体解説
当初はシャアの機体として、ギラ・ドーガをベースとしたヤクト・ドーガが想定されていましたが、
総帥専用モビルスーツとしては性能不足であったため、新規でサザビーが建造される運びとなりました。
ヤクト・ドーガ開発時に生まれた新技術のサイコフレームを使い、機体の軽量化と省スペース化など
を実現、余剰スペースに推進機を増設、ジェネレーターはメガ粒子砲を撃てる高出力タイプを採用し、
高機動・高火力・高耐久を兼ね備えた高性能機としてサザビーは完成しました。
頭部のモノアイコックピットは非常時に機体から分離脱出ができ、装備しているスラスターで戦線離脱が可能で
なおかつ、アクシズに叩きつけられても壊れず、大気圏突入の熱にもある程度耐えており、ネオ・ジオン設計陣
がシャア総帥の安全を確保するために全力で仕事をしていると感じさせます。
コメント
機体自体の大きさ、シャアの象徴である赤い塗装、ファンネル兵装などから圧倒的存在感を放ち、
ガンダムに立ちはだかるライバル機体としてサザビーを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
第3位 「機動戦士ガンダム」原初のライバル機
MS-06S ザクⅡ(シャア・アズナブル機)
名台詞
「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる!」
ガンダムとの戦闘時にシャアが言ったセリフで、このセリフのあとにシャアは
パイロットとしての技量でガンダムを圧倒します。
ガンダムに一方的に撃破されていたザクⅡがガンダムを一方的に攻め立てる絵は新鮮で、
シャアの強さとアムロの未熟さがよくわかるシーンです。
機体解説
シャアザクは指揮官用のザクⅡを赤く塗装した機体であり、「赤い彗星のシャア」の代表機体です。
劇中では、通常のザクの3倍の速度でホワイトベースに迫ってくるシーンがあり、「赤といえば3倍」
というスラングの元となっています。
シャアザクの武装は通常のザクと変わらない、ザクマシンガンやザクバズーカ、ヒートホーク
などですが、劇中でガンダムに放った攻撃として「キック」が有名であり、ゲームなどでは
シャア独特の攻撃の1つとして頻繁に再現されています。
コメント
筆者がゲーム内でシャアザクの「キック」を始めて見たのはPS1の「SDガンダム GGENERATION」だった
と記憶しており、まあザクバズーカじゃないし平気平気と思っていた筆者は、半分ほどにまで減っていく
ガンダムの耐久ゲージを見ながら、シャアザクのキックへの認識を改めたものです。
赤色で3倍、というネタは2007年放送開始の「機動戦士ガンダムOO」のトランザムシステム
にも受け継がれており、こちらは機体が赤く発光し3倍相当の性能を一時的に得るものとなっています。
第4位 高速道路を持ち上げ起き上がるシーンは圧巻
MS-07B-3 グフ・カスタム
名台詞
「怯えろぉ!竦めぇ!モビルスーツの性能を活かせぬまま、死んで行けぇッ!」
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」登場のノリス・パッカード大佐が主人公の
シロー・アマダの駆るガンダムEz-8に放ったセリフです。
機体解説
グフを再設計し、グフ本来の高い白兵戦能力を保ちつつ、問題点であった汎用性と中距離以遠
での攻撃手段の不足を補うために左手のフィンガーバルカンを通常のマニュピレーターにして、
ガトリング・シールドを装備したモビルスーツがグフ・カスタムです。
劇中のグフ・カスタムのヒートロッドはワイヤー部分が自機を懸架できるほど耐荷重に優れ、
先端には開閉式の鉤爪とマグネット付きの重りが付いており、ノリス大佐の技術も相まって、
連邦のジェット・コア・ブースターを相手に単独で空中戦を行えるほどでした。
コメント
高速道路を投げたり、サーベル突き刺しで返りオイルを浴びたり、ワイヤーで飛び跳ねていたりなど
印象的なシーンや戦い方が多く、ガンダムの対戦ゲームでも忠実に再現されています。
劇中では、量産型ガンタンク3機、ガンダムEz-8、陸戦型ガンダム、陸戦型ガンダム(ジム頭)に対して
単機ながらも、ガトリングによる砂煙と奇襲、フェイントを入れてのヒートサーベル攻撃など、ベテラン兵
としての技量の高さを存分に発揮した戦闘はとても冷静で、多くのファンを魅了しています。
第5位 一年戦争末期に生まれた強襲用重試作MS
MS-18E ケンプファー
名台詞
「さあ、来い、戦い方を教えてやる!」
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」登場のモビルスーツで、ミハイル・カミスキー中尉が
ガンダムNT-1(アレックス)との交戦したときに言ったセリフです。
ベテラン兵のミハイル中尉らしい小気味良いセリフです。
機体解説
一年戦争末期にジオン公国によって開発された強襲用重試作機であり、諸説あるものの、ザクを
ベースにフレーム、ジェネレーター、スラスターを強化した機体となっているそうです。
機体は設備が整っていない場所でも容易に組み立てられる構造となっており、劇中でも
その利点を活用して運用されています。
ケンプファーの特徴は、大推力のスラスターと全身にある姿勢制御バーニアによる高速移動で
あり、ドムのような直立体勢ではなく、うつ伏せの前傾姿勢で空気抵抗をより少なくして移動
します。
コメント
武装はジャイアント・バズII、シュツルム・ファウスト、197mm口径専用ショットガン、
チェーン・マインの実体弾武装が主体であり、豪快に撃ち尽くしては投げ捨て、他の武装を
手に取りまた撃つという動作が派手でカッコイイです。
ケンプファーを迎撃するために出撃したスカーレット隊のジム・スナイパーⅡ4機と量産型ガンキャノン2機は
最新鋭機であるにも関わらず瞬く間にケンプファーに撃墜されており、原因としては夜間であったことと
ケンプファーの高速移動に敵機捕捉が遅れていたためだと言われています。
第6位 連邦軍にMSの優位性を示したジオンの象徴
MS-06 ザクⅡ
名台詞
「シャア少佐だって…戦場の戦いで勝って出世したんだ」
「機動戦士ガンダム」において最初にガンダムに撃破されたザクⅡの搭乗者であるジーンのセリフです。
一説によると、ジーンはアムロ・レイとガンダムを戦場へと引き入れてしまったジオン最大の戦犯だと
言われています。
機体解説
「ザクⅡ」はジオニック社製のジオン軍の正式採用モビルスーツ「ザクI」の問題点を改善した後継機で
あり、一年戦争序盤の連邦軍艦隊に壊滅的打撃を与え、ジオン軍の快進撃の火付け役となると
同時にMSでの戦闘の優位性を大きく示した機体です。
機動性を重視した設計とオプション装備によって汎用性の確保を行うといったコンセプトは
後の宇宙世紀のモビルスーツ開発のスタンダードとして定着していきました。
コメント
ザクは「機動戦士ガンダム」以降の作品である「∀ガンダム」で「ボルジャーノン」
という名称で出ていたり、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ではザクのデザイン
を踏襲した「ザクウォーリア」という機体が出てきており、後の作品にも大きな影響を与えています。
ザクⅡに登場する著名なキャラは多くいますが、「機動戦士ガンダム」に登場するククルス・ドアンは
特に特殊で、徒手空拳や岩投げを駆使してMSを撃破しており、ゲームなどでも再現されています。
ドアンザクは、ゲームボーイアドバンス用ソフト「SDガンダム GGENERATION ADVANCE」において、
特定の条件を満たすと「機動武闘伝Gガンダム」のスーパーモードとなり、金色の機体で格闘攻撃をします。
このギミックを見つけたときの筆者は演出のかっこよさに感動し、ククルス・ドアンの出典作品は
「機動武闘伝Gガンダム」なんだなと思っていました。
第7位 対MS戦も想定している白兵戦特化の陸戦用機体
MS-07B グフ
名台詞
「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
「機動戦士ガンダム」登場の「青い巨星」ランバ・ラル大尉がアムロ・レイの駆るガンダム
と戦ったときのセリフです。
相対するアムロ・レイも、ザクなんかとは違う、と口にするほどパワフルな機体です。
機体解説
ザクⅡの基本設計をもとに陸戦用モビルスーツとして徹底的に追求しつつ、対MS戦も視野に入れて
開発されたものの、汎用性の低い特殊な機体のため生産数は多くないと言われています。
グフの代表的武装であるヒートロッドは、そのまま鞭として利用できるほかに敵機の
武器を絡め取ったり、敵機の腕や脚に絡めて電流を流し、機体と搭乗者にダメージ
を与えられます。
諸説あるものの、グフはザクでは指揮官機のみに付けられていたブレード・アンテナが標準装備として
備えられており、これはサブフライトシステム(MSを搭載し輸送や空中戦を行うための航空機)である
ドダイYSとの連携運用が想定されていたためだそうです。
コメント
グフの代表的武装であるヒートロッドは、細かな設定や名称は変わっているものの後の「新機動戦記ガンダムW」
の「ガンダムエピオン」や「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の「グフイグナイテッド」などのMSにも採用
されています。
第8位 クィン・マンサを小型化した高性能MS
NZ-666 クシャトリヤ
名台詞
「任務完了、これより帰投する。」
「機動戦士ガンダムUC」登場のマリーダ・クルス中尉の駆るクシャトリヤがジェガン部隊
との交戦を終えたときの一言で、このときのスタークジェガンとクシャトリヤの戦闘は
かなり見応えがあります。
機体解説
「袖付き」と呼ばれるネオ・ジオン残党軍のニュータイプ専用機であり、シナンジュに
次ぐネオ・ジオン残党軍のフラグシップ機です。
40m級ニュータイプ専用機クィン・マンサの大火力を20m級のMSで実現するという
コンセプトで開発され、サイコフレームや武装とスラスターを兼ねたフレキシブル・バインダー
4基を採用することで小型化に成功し、完成した機体です。
高性能ながら、「袖付き」の所有するサイコフレームが不足しているため再生産不可で、
整備・修復もままならないワン・アンド・オンリー機体となっています。
コメント
夢のニュータイプ専用高性能MSとして完成したものの、その性能と兵装が操縦の難易度を上げており、
扱えるパイロットは「袖付き」内ではマリーダさんのみだそうです。
第9位 無数のデブリの中を縦横無尽に舞う
MSN-06S シナンジュ
名台詞
「また敵となるか、ガンダム!」
「機動戦士ガンダムUC」登場の「シャアの再来」と評されるフル・フロンタルがユニコーンガンダム
との交戦時に放ったセリフです。
「機動戦士ガンダム」から始まった、赤い機体とガンダムの因縁を示す名台詞です。
機体解説
「袖付き」の首魁フル・フロンタルの専用機であり、機体内部の骨格の一部にサイコフレームを採用した
ニュータイプ専用機で、アナハイム社におけるユニコーンガンダム開発前の実験機「シナンジュ・スタイン」
を「袖付き」が強奪、改修した機体です。
ニュータイプ専用機ですが、ファンネルなどのサイコミュ兵器は搭載しておらず、代わりに脳内イメージを
機体動作に反映させることを可能とする「インテンション・オートマチック・システム」を搭載しており、
手動操作の限界を超えた機体追従性・運動性・機動性を獲得しています。
コメント
上記のシステムやバックパックや両脚など全身に多数あるスラスターにより、パイロットに肉体的にも精神的
にも負荷がかかりすぎるため、欠陥機とも言えるMSでありましたがフル・フロンタルはシナンジュを乗りこなし、
劇中では圧倒的な力を示しています。
第10位 ドムは陸戦用重MS、リックドムは空間用重MS
MS-09 ドム(MS-09R リック・ドム)
名台詞
「オルテガ!マッシュ!モビルスーツにジェットストリームアタックをかけるぞ!」
「機動戦士ガンダム」登場の「黒い三連星」の1人であるガイアがアムロの駆るガンダムとの交戦中
に言ったセリフです。
対艦用攻撃フォーメーションであるジェットストリームアタックをガンダムに仕掛ける名シーンです。
機体解説
ドムはツィマッド社の開発した陸戦用重MSで、足裏のホバー推進装置を利用して地上を高速滑走でき
る機体です。宇宙用に装備を変更した機体がリック・ドムであり、ジオン軍の次期主力モビルスーツ「ゲルググ」が
完成するまでの主力として運用されました。
ドムの携行するジャイアント・バズはガンダムのシールドを一撃で破壊するほどの威力を持ち、リーチ
に優れたヒートサーベルや目くらましになる短距離用のビーム砲も装備しているため、近距離~遠距離の
どの間合いにおいても高い攻撃力を持っています。
コメント
後の宇宙世紀の作品でもドムの後継機や改修機が出ており、「機動戦士ガンダムUC」ではジオン残党軍で
運用されているドム・トローペンやドワッジが確認できます。
筆者は「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」のドム・トローペンがMSの胴体をヒートサーベルで
真っ二つにしたりするなどの派手な活躍があり、好きです。
後の作品である「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にもドムのデザインを踏襲した「ドムトルーパー」
という機体が3機出ており、黒い三連星の必殺技であるジェットストリームアタックと似た三位一体攻撃を行います。
元祖ジェットストリームアタックが一つの標的に対する技であるのに対し、ドムトルーパーでのジェットストリーム
アタックは複数の標的に対して仕掛ける技となっています。
以上、ガンダムタイプに立ちはだかる人気モビルスーツランキングをご紹介してきました。
ガンダム以外で人気機体をピックアップすると圧倒的にジオン系の古い機体が多いですね。
「全ガンダム大投票40th」における全投票の年代割合は、10代が12%、20代が30%、30代が26%、40代が27%、
50代が5%となっており、世代的に30~50代の票でジオン軍の古い機体が押し上げられ、若年層の票でシナンジュや
クシャトリヤなどの「機動戦士ガンダムUC」登場機体が上がっているように見えます。
しかし、なぜこれほどジオン系機体が多いのか?筆者なりに考えると、理由が3つ浮かびました。
①2010年台にも宇宙世紀を舞台とした作品が出ており、古い機体の知名度を上げている。
「機動戦士ガンダムUC」や「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」などが古い映像作品を見ていない若年層に
古いジオン系機体の魅力を伝え、得票へと繋がった可能性があります。
特に「機動戦士ガンダムUC」の「動く戦争博物館」は有名です。古い機体が最新のグラフィックで動く
シーンには古参ファンも歓喜したのではないでしょうか。
②若年層においてゲームを入り口に、古い映像作品に入っていく可能性がある。
アーケードゲームなどで長く続く対戦ゲーム「機動戦士ガンダム vs.シリーズ」や宇宙世紀の作品を追体験できる
ゲーム「SDガンダム GGENERATION GENESIS」などをプレイしている若いガンダムファンもいると思います。
映像作品を観ていなくても好きな機体がいたり、ゲームで好きになったキャラや機体の出ている映像作品を
観る人もいて、そこから古い機体にも票が集まった可能性もあります。
③ガンダムに立ちはだかる機体は、やはりジオン系機体と広く認識されている?
「全ガンダム大投票」における作品別ランキング1位が「機動戦士ガンダム」であり、キャラ別総合ランキング
1位にシャア、2位にアムロが入っているように、各世代総合的にシャアとアムロの人気が高いです。
ライバル同士であるアムロvsシャアの構図は、ガンダムvsジオン系機体の構図でもあり、ガンダムの好敵手
としてジオン系機体が定番となって人気を集めているように感じます。
また、近年のアナザーガンダム(宇宙世紀以外の作品)では、ガンダムの好敵手としてガンダムが出てくること
が多く、非ガンダムでジオン系機体を越える人気機体が育ちにくい環境だったのではないかと考えられます。
以上、お読みいただきありがとうございました。
ちなみに筆者は、作品部門は逆シャア、機体はディステニーガンダムかケルディムガンダム、
キャラはシン・アスカ、音楽はAsh Like Snowに投票した気がします。