ビジネスでも、プライベートでもコミュニケーションはとても大切なものですよね。インターネットの高速化や携帯電話・スマートフォンの普及と進化によって私たちのコミュニケーション方法もさまざまに進化してきました。特にビジネスシーンにおいては(直接話す・電話で話すなどに次いで)メールが主流となっていましたが、近年ではチャット形式のものが多くなってきました。今では多くの企業で導入されている『社内SNS』も、少し前までは存在しなかったものです。
社内用・社外とのやり取り用など用途・機能によってさまざまですが、今回はまったくの独断と偏見から各サービスを紹介していきたいと思います。
1位:チャットワーク
日本製のビジネスチャットツール。無料プランでも社内外問わずグループへの参加等が可能。
【選んだ理由】
○返信機能が秀逸。どのメッセージに対する返信なのかを確認できるのでグループチャット等での混線状態を回避できる。
○タスク管理機能など、ビジネスシーンに役立つ機能が揃っている
○ファイル送信機能が優秀。画像を送るときにファイル化したものでなくともコピペで送信可能
よくslackと比較されるチャットワークですが、slackがもともと開発者向けに作られたツールであるのに対し、チャットワークははじめからコミュニケーションツールとして作られたものであり、slackに比べてとっつきやすい、というのは1つのアドバンテージだと思います。
また、個人的には1点目の「何に対する返信なのか」は非常にありがたい機能です。
2位:LINE WORKS
その名のとおり、ビジネス版のLINE。
【選んだ理由】
○UIはLINEそのままなので非常にとっつきやすい
○社外・一般ユーザーのLINEとそのまま繋がることができるので、相手に新しいものを導入してもらう必要がない
○画面共有などビジネス向け機能が充実している
総務省による調査(平成28年に実施、29年に発表http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000064.html )では、全年代の67%が利用、主なソーシャルメディアの中で最も利用されているといえます。
日常的に使っているものがそのまま使える、というのは大きな価値です。社内外を問わず導入に際して説明の手間がないというのは魅力ですね。
3位:ChatLuck
グループウェア(desknet’s NEO)との連携が特徴。
【選んだ理由】
○グループウェアと連携ができる。
○セキュアカメラ(撮影データを端末に残さない機能)など、ビジネス向け・セキュリティ重視の機能がある
○オンプレミス版も提供されている
端末認証機能や社外ネットワークでのファイル保存の制限など、セキュリティ機能に特化したサービス。他のdesknet’sシリーズとの連携強化などは今後に期待したいところ。
4位:chatter
セールスフォースによるチャットツール。
【選んだ理由】
○セールスフォースと連携
○モバイル重視の設計なので、スマートフォン等からも使いやすい
○アンケート機能などが充実している
5位:Microsoft Teams
Microsoftによるチャットツール
【選んだ理由】
○Microsoftによるものという安心感がある
○Office365を利用中なら無料で使える
○音声通信や会議、ダイヤルイン電話会議、ファイル交換など機能も充実。
6位:Wantedly Chat
Microsoftによるチャットツール
【選んだ理由】
○Microsoftによるものという安心感がある
○Office365を利用中なら無料で使える
○音声通信や会議、ダイヤルイン電話会議、ファイル交換など機能も充実。
7位:InCircle
コミュニケーション用のチャットにAIのボットを統合したイメージのサービス。
【選んだ理由】
○AI・チャットボットの開発に力を入れている
○名刺管理等と連携、AIに話しかけて名刺情報を探すなどの機能を持っている
○AIによる会話分析から社員の管理・離職防止のための分析などの機能が特徴的
8位:TEんWA
ちょっと変わった名前のサービス。他にはない特殊な機能が多彩。
【選んだ理由】
○「あとで読む」機能がついている
○通常の既読・未読と違い、「見ました」という機能がある(メールの開封確認のようなイメージ)
○ダッシュボード機能があるので、自己分析も可能
9位:slack
各種クラウドサービスとの連携が可能。
【選んだ理由】
○APIを使用して独自にアプリを構築することも可能
○リマインダー機能等が充実しているので、使いこなすことができれば非常に便利
○開発者向けに作られたところから始まっているので少しとっつきにくい
10位:kintone
サイボウズ提供のサービス。『チームワークプラットフォーム』
○コミュニケーションだけでなく専用アプリを作る・必要に応じて設置できる
○スプレッドシート等からアプリを作成することも可能
○プロセス管理機能も備えている
以上DYMが選ぶ!!ビジネスで使えるSNS・チャット系ツールをご紹介しました。最近ではほとんどのサービスにおいて、PC(ブラウザ)とスマホ(アプリ)のどちらでも使える、どこでも使えるといった機能は備わっているので、こうした点での違いはほとんどないといって言いかもれません。
『+αの機能としてどんなことができるか、どんな機能が付いていたら嬉しいか』
がひとつの選定基準になると思いますので、欲しい機能が備わっているかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
また、なにより大切なのは導入後、社内でちゃんと定着させることができるかどうかです。
よかれと思って導入しても使われないのでは意味がなくなってしまいます。そのためにはUIの使いやすさやシンプルさも考慮し、テスト期間を設けるなど工夫も必要です。
これを読んだ方にとって少しでも参考になれば幸いです。
記事提供元:株式会社DYM(https://dym.asia/)