ブロックチェーン技術を用いたNFTは、今やファッション業界にも台頭してきています。
今回は「実物がない」というNFTファッションアイテムのデータだからこそのメリットを5つ紹介したいと思います。
1.扱いが手軽
NFTで取引するファッションアイテムには当然ながら実物はありません。
データとしてそのアイテムを購入するので、購入後すぐに自分の手元に置くことができます。
昨今の日本は流通レベルが非常に高まっています。
ネットで購入したものがすぐに届く時代とはいえ、データであるNTFアイテムより高速に流通する事は困難でしょう。
また、こちらも当然ながらいくらアイテムを所持していても保管場所に困ることもありません。
必要なのは記録媒体のみであり、アイテムの管理も実物に比べて非常に容易です。
2.劣化しない
データであるNFTアイテムは劣化する事がありません。
保管方法に気を遣う必要はなく、元のデータさえ無事であれば購入時のままの状態を半永久的に維持できます。
また、同じように汚れたり傷ついたりする心配も無用です。
ファッションアイテムコレクターの中には、その価値を維持する為に購入をして使用しないという方々もいるそうです。
しかしNFTのアイテムならばいくら使用をしても劣化することはないので、そのアイテムの価値を落とすことなく使用する事ができます。
これはつまり市場価格変動以外の理由では価値が下がる事はなく、資産保有という観点から見ても強みになることを示します。
3.非現実的なデザインも可能
データであるNFTアイテムにデザインの限界はありません。
雲の帽子、燃えている服、水でできた靴、などという現実では難しいデザインもNFTアイテムなら実現する事ができます。
日本初のバーチャルスニーカーで140万円という高額にも関わらず、販売開始から僅か9分で完売したことで最近話題になったNFTアイテムがあります。
レーベル「1Block」の「AIR SMOKE 1」というアイテムです。
このアイテムも靴底からスモークが出ているという現実的には難しいデザインとなっています。
このように、想像力の許す限りのデザインができることもNFTアイテムの大きな特長と言えるでしょう。
4.アップデートが出来る
NFTアイテムはデータであるが故にバージョンアップが可能です。
実物のアイテムを買購入した場合は最新のバージョンが出た場合は、新しくそのアイテムを購入する必要があります。
しかし、NFTアイテムの場合はそのアイテムの最新のバージョンが出ても既存のアイテムをアップデートすればよいのです。
流行り廃りの激しいファッション業界ですが、NFTアイテムならばアップデートという形でそれに対応ができるのです。
NFTとファッションが以外に親和性が高い事が伺える一つの要素と言えるでしょう。
5.コンテンツの互換性
イーサリアムに所有権が存在しているNFTアイテムにおいて、対応コンテンツによる互換性が高くなることが見込まれています。
例えば将来的にイーサリアムに対応したゲームが開発されたとします。
するともしかしたら所持しているアイテムをゲームの中のキャラクターに装備することができるようになったりもするかもしれません。
今までのコンテンツはそのコンテンツ内で独立したものが多く、互換性が高いとは決していえませんでした。
しかし、このようにNFTのような新たなコンテンツが台頭することで新しい形態が誕生する要因になっていくでしょう。