2020年1月30日にゲーム総合情報メディアである「ファミ通」から、国内や海外のゲーム市場についてまとめられた「ファミ通モバイルゲーム白書2020」が発売されました。
これによると、2019年の世界モバイルゲーム市場は過去最高の約7.2兆円規模にまで伸びているそうです。

市場の傾向は、年々増加傾向にあるようで、なかでもアジアは世界の約6割を占めており、日本の市場規模は1兆円以上と言われています。

そんな日本の市場で大きく売上を上げているタイトルが「ファミ通モバイルゲーム白書2020」より発表されていますので、今回はその発表を基にトップテン形式で各タイトルをご紹介していこうかと思います。

データ参照元
PRTIMES 2019年世界モバイルゲーム市場は7兆1840億円に！ … ～『ファミ通モバイルゲーム白書2020』～ より
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006749.000007006.html

 

第1位 大人気Fateシリーズのスマホゲーム

Fate/Grand Order

売上金額 711 億円

どんなゲーム？

2004年にTYPE-MOONから発売された伝奇活劇ビジュアルノベル「Fate/stay night」から始まり、15年以上もの間、様々なメディアミックスやスピンアウト作品を展開してきた「Fateシリーズ」のソーシャルゲームとして2015年にリリースされたコマンドバトル型RPGゲームです。

未来が失われた世界でプレイヤーはマスターとなり、英霊（サーヴァント）と呼ばれるキャラクターたちを従えて過去へ遡り、聖杯探索（グランドオーダー）と呼ばれる旅に出ることになります。

500万文字を越える圧倒的ボリュームのストーリーと個性豊かなキャラクターたちが特徴的で、TYPE-MOON作品でお馴染みのシナリオライター奈須きのこ氏がシナリオ・総監督をしており、他のTYPE-MOON作品を知らなくても楽しめる、他のTYPE-MOON作品を知っているとさらに楽しめる作品となっています。

2020年3月31日までバビロニアアニメ記念キャンペーン開催中！
期間中に8日間ログインすれば、ガチャ石や記念アイテム、プレイヤーの装備（マスター礼装）が貰えます！

2018年の売上と比べて

2018年は885億円で国内売上2位にランクインしており、2019年での売上は減少しているものの、順位は上がって1位に登り詰めました。

タイトル	「Fate/Grand Order」
リリース日	2015年7月30日
ジャンル	ロールプレイングゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 10.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.1以上
提供元	Aniplex Inc.

 

 

第2位 利用者が5300万人を突破！

モンスターストライク

売上金額 709 億円

どんなゲーム？

最大4人で遊べるひっぱりハンティングRPGであり、1500種類以上もいるキャラを収集・育成し、引っ張って飛ばしてバトルするスマホゲームです。

2013年のリリースから長く続いているタイトルであり、アニメ作品などとのコラボも多く、2019年ではシティーハンターや銀魂などジャンプ系作品と多数コラボしています。

2015年から毎年、公式eスポーツ大会が開催されるほど多くの人に親しまれており、2019年の大会では賞金総額が1億円になるほどの大規模な大会となっています。

2020年6月13日・14日劇場版モンスト「ルシファー 絶望の夜明け」のオンライン試写会が開催決定！

2018年の売上と比べて

2018年は933億円で国内売上1位にランクインしており、2019年では売上が減少し、2位へとダウンしています。

タイトル	「モンスターストライク」
リリース日	2013年9月27日
ジャンル	アクションゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 8.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.3以上
提供元	XFLAG, Inc.

 

 

第3位 全世界7200万ダウンロード突破

パズル&ドラゴンズ

売上金額 522 億円

どんなゲーム？

RPGとパズルゲームを融合させたパズルRPGであり、6×5マスの盤にある色のついたパズルを操作し、同じ色のパズルを揃えてバトルを進行させるスマホゲームです。

登場キャラはドラゴンから人型のキャラなど、2019年7月までに約5500種類のキャラが実装されており、ストーリーダンジョンでは特定のキャラを主人公とした壮大な物語を楽しむことができます。

2020年で8周年になり、スマホの普及率が従来の携帯電話を上回った2013年には既にリリースされていた作品なので、スマホで始めて遊んだゲームがパズドラという人も多いのではないでしょうか。

2018年の売上と比べて

2018年は487億円で国内3位に入っており、2019年は522億円と売上を上げつつ、国内3位を維持しています。

タイトル	「パズル&ドラゴンズ」
リリース日	2012年1月11日
ジャンル	パズルゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 10.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.4以上
提供元	GungHo Online Entertainment, INC.

 

 

第4位 スマホで手軽にできるFPS

荒野行動

売上金額 424 億円

どんなゲーム？

1つの大きな島にプレイヤー100人が集まり、最後の1人になるまでサバイバルを繰り広げるバトルロワイヤル形式のFPSゲームです。
マルチプレイにも対応しており、2人組や4人組、5人組のチームで挑むこともできます。

武器やアイテムは島の中で調達できるようになっており、全てのプレイヤーが持ち物なしの状態でスタートするので全員が同じ条件で競えますし、シューティングゲームが苦手な人でも立ち回りやアイテム次第で勝ち残ることが可能です。

課金要素としては、武器やアイテムといった強化アイテムではなく、プレイヤースキンや武器の見た目を変えられるもので、ポプテピピックや進撃の巨人などのコラボスキンもあります。

2018年の売上と比べて

2018年は404億円で国内4位に入っており、2019年は424億円で売上を伸ばしつつ4位を維持しています。

タイトル	「荒野行動」
リリース日	2017年11月23日
ジャンル	バトルロイヤルゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 9.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.2以上
提供元	NetEase Games

 

 

第5位 ドラゴンボールらしいド派手な戦闘演出

ドラゴンボールZ ドッカンバトル

売上金額 301 億円

どんなゲーム？

ドラゴンボールにおける戦闘のスピード感をそのまま楽しめるタッチアクションゲームであり、バトルモードでは画面上に現れる気の玉をタッチすることで敵に攻撃を行います。

ドラゴンボールの様々な時代が何者かによって一つの世界になってしまい、未来から来たトランクスと共に原因を調べ始めるゲームオリジナルストーリーが展開されており、今まで見たことのなかったドリームマッチを楽しめます。

戦闘演出に集中線などのマンガ的表現が盛り込まれており、キャラの必殺技では特殊なアニメーションも見れるので、迫力のある戦闘演出を楽しめます。

2018年の売上と比べて

2018年は340億円の売上で国内5位に入っており、2019年は301億円で減少しているものの国内5位の位置を守っています。

タイトル	「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」
リリース日	2015年1月30日
ジャンル	タッチアクションゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 8.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.4以上
提供元	BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

 

第6位 世界で10億回以上もダウンロードされている

ポケモンGO

売上金額 277 億円

どんなゲーム？

拡張現実（AR）と大人気タイトルポケットモンスターが合わさったGPA位置情報ゲームで、現実世界の道や公園などの屋外でプレイヤーがポケモンと出会い、捕獲や育成、バトルを行うスマホゲームです。

2016年にリリースされて以降、アメリカやイギリスなどの海外でも親しまれ、国内でも観光地や公園で珍しいポケモンを捕まえるために大勢の人が集まるなど社会現象となりました。

実際に外に出歩いてプレイする特性上、運動を促す効果があり、うつ病などの精神疾患患者の症状改善や地域活性化に効果が出ています。

2018年の売上と比べて

2018年は251億円で国内8位に入っており、2019年は227億円で減少していますが順位は上がって国内6位となっています。

タイトル	「ポケモンGO」
リリース日	2016年7月6日
ジャンル	位置情報アドベンチャーゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 9.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 5.0以上
提供元	Niantic, Inc.

 

 

第7位 プロ野球好きにはたまらない

プロ野球スピリッツ A

売上金額 262 億円

どんなゲーム？

プロ野球の選手とチームを強化し、日本一を目指す本格プロ野球ゲームアプリで、自らの手でバッティングやピッチングを操作することもできます。
選手ごとの打法や投球フォームを細かく再現しており、選手自体の3Dモデルもリアルに作られています。

好きな選手だけでドリームチームを作ることも可能で、作ったチームで全国のプレイヤーや友達とのリアルタイム対戦も楽しめます。

野球ゲームとしての豊富なコンテンツだけでなく、現実のプロ野球の結果速報や選手データを閲覧できるのでプロ野球ファンにとっては嬉しい要素も備えています。

2018年の売上と比べて

2018年は202億円未満で国内トップテン外となりましたが、2019年は262億円で国内7位へと浮上しました。

タイトル	「プロ野球スピリッツA」
リリース日	2015年10月21日
ジャンル	スポーツシミュレーションゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 8.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.1以上
提供元	Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

 

 

第8位 スマホで楽しめる本格ファンタジー

グランブルーファンタジー

売上金額 242 億円

どんなゲーム？

プレイヤーは空に浮かぶ島々を旅する「騎空士」となり、伝説の島「イスタルシア」を目指して仲間と冒険の旅に出る王道ファンタジーRPGです。

シナリオパートと簡単操作でプレイできるターン制のコマンドバトルでクエストを進めていく一人プレイが基本ですが、複数のプレイヤーで敵と戦うマルチオンラインRPGの要素も楽しめます。

今年で6周年の人気タイトルであり、2017年にはアニメ化し2019年には二期が放映、今年の2月には格闘RPGゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」も発売され、スマホゲーム以外のメディア展開も活発に行われています。

しかも、6周年アニバーサリー開催中！2020年3月31日まで毎日最大100連ガチャ無料！バトル経験値6倍！などのキャンペーン中です！

2018年の売上と比べて

2018年は264億円で国内7位に位置しており、2019年は前年から減少し242億円で国内8位に順位を下げています。

タイトル	「グランブルーファンタジー」
リリース日	2014年3月10日
ジャンル	ロールプレイングゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 8.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.0以上
提供元	Cygames, Inc.

 

 

第9位 お馴染みのモンスターたちが現実世界に出現

ドラゴンクエストウォーク

売上金額 239 億円

どんなゲーム？

2019年に配信された位置情報ゲームで、ドラゴンクエストの世界となった現実世界でプレイヤーはモンスターと戦ったり、クエストを行うなどして物語を進めていきます。

モンスターとのバトルはドラゴンクエストシリーズお馴染みのターン制コマンドバトルで進行し、オートバトルも可能です。
「ウォークモード」という敵が近くにいるときに自動で戦ってくれるシステムもあるので、画面を操作せずに歩いているだけでもバトルを行えます。

職業システムも健在であり、現在までで戦士・武闘家・僧侶・魔法使い・盗賊の5種と上級職にあたるバトルマスター・賢者・レンジャーの3種、計8種でプレイできます。
また、プレイヤーはフィールドの任意の場所に「自宅」を設置することができ、HPやMPの回復やゲーム上で入手した家具で好きなように模様替えを楽しめます。

2018年の売上と比べて

2018年はリリースされておらず、2019年9月のリリース後から約4ヶ月ほどで239億円まで売上を伸ばし、9位にランクインしました。

タイトル	「ドラゴンクエストウォーク」
リリース日	2019年9月12日
ジャンル	位置情報ロールプレイングゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 9.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.4以上
提供元	SQUARE ENIX Co., Ltd.

 

 

第10位 ディズニーの大人気キャラが勢揃い

LINE:ディズニー ツムツム

売上金額 187 億円

どんなゲーム？

ディズニーキャラクターがデフォルメされたぬいぐるみTSUM TSUM(ツムツム)を2つ以上繋げて消す簡単パズルゲームで、制限時間1分の間にできるだけ多くのツムツムを消して高得点を狙います。

LINE上の友達同士でツムツムの得点を競う「週間ランキング」があり、トップ3や50万点以上の得点を獲得していると「TOP3報酬」や「スコア報酬」を貰うことができます。

2014年1月29日のリリース以降、わずか4日で100万ダウンロードを達成し、翌年2015年の11月には全世界累計4500万ダウンロードを突破するほどの大ヒット作品です。

2018年の売上と比べて

2018年は270億円で6位に入っており、2019年は少し減少して187億円で10位にランクインしました。

タイトル	「LINE:ディズニー ツムツム」
リリース日	2014年1月29日
ジャンル	パズルゲーム
価格	基本無料（一部アプリ内課金あり）
動作環境	ios 9.0以降 iPhone、iPad、およびiPod touchに対応 Android 4.1以上
提供元	LINE Corporation

 

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最後に

固定ユーザーが付いているパズドラやモンスト、ツムツムなどのロングヒットタイトルがまだまだ健在で、トップテン入りを果たしていますが、2017年リリースの荒野行動や2019年リリースのドラゴンクエストウォークなどの新作タイトルも売上を伸ばしている傾向があります。

特にドラゴンクエストウォークに関しては2019年9月のリリースでありながら9位に入っており、2020年になってからもメインストーリーの新章追加や上級職の解禁など、ユーザーを飽きさせないサービスが続々と実装されていますので、今後の展開も楽しみですね。

14452420cookie-check【レーティング】2019年 モバイルゲーム課金売上トップテンno