現在、東京ビッグサイトで開催中の国内最大の同人誌即売会『コミックマーケット96(以下コミケ96)』。酷暑にも関わらず、大勢の人が参加し、相変わらずの賑わいを見せている。今年で44年、回数にして96回目を迎えるコミケだが、その根本理念に掲げているのが“表現の自由”。現在、“表現の自由”については、国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となったことで様々な議論がなされている。そんな中、“コミケの父”と呼ばれたコミケ創設者の1人、故・米沢嘉博氏について、米沢嘉博記念図書館の三崎絵美氏と、現コミックマーケット準備会共同代表・市川孝一氏に話を聞いた。…
6596900cookie-check“コミケの父”が残した理念 「多様性を求め、認めること」こそが“表現の自由”