創業間もないベンチャー企業が苦労する資金調達を助けるエンゼル投資家は、日本で育たないといわれてきた。しかし、個人がインターネットを通じ少額でも非上場企業の株式を取得できる株式投資型クラウドファンディング(CF)の登場で変わろうとしている。投資額が1社当たり年間50万円までと限られるためプチエンゼルと呼ばれる投資家層で、投資先は株式投資型CFの運営会社の審査を通過している安心感からじわじわと増えている。
投資目的はIPO(新規株式公開)などによる売却益を得ることだが、それだけではない。「子育てと同じ。初期段階から成長を見守れるから」とプチエンゼルの一人は説く。経営ビジョンに賛同できるベンチャーには多くのプチエンゼルが出資し、1億円近い資金を集めるベンチャーも出てきた。…
8704800cookie-check増加する「プチエンゼル」 ベンチャー支える小さな投資家たち










