イランは7日、アメリカの経済制裁によって核合意の約束が守られていないとして、合意で制限されてきたウランの濃縮度の引き上げに踏み切る方針です。核兵器の開発にもつながりかねない措置で、欧米が強く反発し合意の枠組みの維持が一層困難になるのは避けられない情勢です。
イランはアメリカが核合意から一方的に離脱し、経済制裁を発動したことで約束されたイランの経済的な利益が得られていないとして、合意の義務の履行を段階的に停止する措置を取っていて、7日からはウランの濃縮度の引き上げに踏み切る方針です。
イランによる濃縮活動は核合意で平和利用に限られる水準に制限されてきましたが、今後はこうした義務に従わないとしたものです。
ウランの濃縮度の引き上げは核兵器の開発につながりかねない措置でもあります。
4251100cookie-checkイラン ウラン濃縮度引き上げへ 核合意は一層困難に











