バイク好きの一定の層には、現行のバイクよりも昔のバイク、いわゆる”旧車”を好む人がいます。
今回はその旧車たちが”現行車”として走っていたころに青春を共にした方たちが決めたカッコイイ旧車のトップテンをご紹介します。
10位:YAMAHA RZ350
ヤマハ RZ350
画像引用:flickr – Photo by Reg Mckenna
350ccでありながらパワーウェイトレシオでは当時の750ccと肩を並べる数値をたたき出しており、その速さから「ナナハンキラー」、北米では「ポケットロケット」とまで呼ばれました。
発売当時、とにかく速くて驚いたという意見が多かったです。
9位:YAMAHA XJ400
ヤマハ XJ400
画像引用:Wikimedia Commons – Photo by PekePON
通称「ペケジェー」と呼ばれるバイクです。
ヤマハ初の400ccDOHC 4気筒モデルであり、ライバル車にはカワサキの「Z400FX」、スズキの「GSX400F」、ホンダの「CBX400F」がいました。
また、ヤマハのバイクでありながらスタイリングが2位のZⅡに一番近いという意見もありました。
8位:SUZUKI GT750
スズキ GT750
画像引用:flickr – Photo by Andie Nordgren
通称「ジーナナ」と呼ばれるバイクです。
スズキが開発した初の大型モデルで、ホンダの「CB750FOUR」や1位の「750SS」がライバル車でした。
67馬力という当時としては高出力なエンジンにより加速と最高速度も十分なものであり、その特性から当時の白バイにも採用された実績を持ちます。
7位:SUZUKI GS400
スズキ GS400
画像引用:Wikipedia – Photo by Rainmaker47
スズキ初の400cc4ストロークDOHC直列2気筒エンジンを搭載したバイクです。
このバイクに限ったことではありませんが、当時のスズキ車はギアポジションインジケータが採用されているバイクが多くありました。
6位:KAWASAKI Z400FX
カワサキ Z400FX
画像引用:Wikimedia Commons – Photo by Rikita
通称「フェックス」と呼ばれるバイクです。
直線基調のデザイン重視で開発されたバイクであり、上品な外観を持ちます。
欧州で発表された「Z500」を日本国内向けに「中型自動二輪免許」で運転できるように中型バイクとして発売されたのがこのバイクでした。
5位:SUZUKI GT380
スズキ GT380
画像引用:flickr – Photo by Reg Mckenna
通称「サンパチ」と呼ばれるバイクです。
1位の750SSなどの属する「マッハ」シリーズおよび「KH」シリーズがライバル車でした。
当時から旧車とされる現在に至るまでの長期間で人気が高く、思い入れ深いバイクであるという意見が多かったです。
4位:KAWASAKI KH400
カワサキ KH400
通称「ケッチ」と呼ばれるシリーズのバイクです。
1位の750SSなどの属するマッハシリーズ譲りの2ストローク3気筒3本マフラーなど、ともかくそのスタイルがカッコイイ!という方が多かったです。
ちなみに、フレームや車体サイズ等がKH250と共通である為、KH250の車体にKH400のエンジンを積むことも多く、画像のKHも車体は250のものに400ccのエンジンを積んでいるそうです。また、その場合は届け出をしないと違法となってしまうので、注意しましょう。
3位:HONDA CB400Four
ホンダ CB400フォア
通称「ヨンフォア」と呼ばれるバイクです。
排気音が旧車らしい重低音で、そこも高く評価されているようです。
中学生時代に、このバイクに憧れていたという方も多く、その影響から今でも人気のバイクとしてあげられるのではないでしょうか。
2位:KAWASAKI 750RS(ZⅡ)
カワサキ 750RS(ZⅡ)
画像引用:Wikipedia – Photo by Rikita
現行でも旧車でも人気の高いZの系譜の、通称「ゼッツー」と呼ばれるバイクです。
当時流行していた「あいつとララバイ」という漫画に影響されたという方もいらっしゃいました。
「Z750RS」と呼称される事も多いですが、正式名称は「750RS」もしくは「Z900Four」であり、は正式な車名として「Z750RS」という車名は存在しないようです。
1位:KAWASAKI 750SS(H2)
カワサキ 750SS(H2)
画像引用:Wikimedia Commons – Photo by Thesupermat
「マッハⅣ」とも呼称されるバイクです。当時世界最速であったCB750を打倒する為に、500SSを750ccまで排気量拡大して開発されました。
その万人には向かない乗りづらさから、500SSと共に、所謂「ジャジャ馬」と呼ばれました。
現在、日本国内の公道で走れる市販バイクで世界最速であるNinja H2はこのバイクから名称をとられています。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
見た目の趣味だけでなく、度重なる規制によって現行のバイクより速い車種さえ存在する旧車と呼ばれるバイクたちには、掴んだ人の心を離さない深い魅力がありますね。